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パワーポイントの字幕機能から膨らむ未来のコミュニケーションの想像

本の感想や雑感

先日、地域の方向けの講座を行った際に、聴覚障害のある方も参加していただく機会がありました。手話通訳さんの一緒に来てくれて、話した内容を手話で同時通訳してもらいました。手話通訳してもらうのは初めての経験。

パワーポイントのスライドショーを正面のスクリーンに映しつつ話をしたのですが、話していてうまく伝えられていないなという感覚が強くありました。聴覚障害のある方とまったく目が合わないのです。

聴覚障害のある方は、基本的に手話通訳さんのほうを向いています。なので、私が話しながら身振り手振りをしたりスライドを示したりしても手話通訳さんと同時には注視できないのです。

私はしゃべりながらかなり動きも見せたりスライドに近づいて説明したりするので、みてもらっていないと伝わりにくい。。

さらには、動きで見せる実技の時には口頭で説明しながら動くと、動きをみれないので全く伝わらなかったと思います。

講義が終わってからとても反省しました。新たな学びにもなりました。

もっといい方法ないかなとずっと頭の中に引っかかっていたのですが、つい昨日、パワーポイントにリアルタイム字幕表示の機能があることを知りました。数年前からあるみたいなんですがいままで使ったことがなかった。

さっそく試しに使ってみたら、思いのほか字幕の精度が良くてびっくり。これは十分に実用レベルですね。

「字幕」という発想自体は古くからあるものですが、自分が話していることがリアルタイムで字幕表示される感覚はとても面白い。音声認識機能が十分な精度になってきたからこそできることですね。

インターネット環境が必要なようですが、そこさえクリアできれば積極的に使ってみたい機能です。

これがあれば、聴覚障害がある方にとってもスライドショーを使用した講義が聞きやすくなるのではないでしょうか。

いずれはスライドを移していなくても、空間上に話している内容を字幕にして現実空間にオーバーレイさせるような機能ができればいいなーと想像が膨らんでワクワクします。ディスプレイやスクリーンを介すとどうしても人と人との間に障壁ができてしまうので、できれば障壁なしの空気上に表示する—ARのような表現方法もありかもしれません。

多言語翻訳も可能になれば、言語のバリアはほぼなくなりますね。

世界中の人が自由にコミュニケーションが取れて、英語の授業なども英語の苦手な日本人も気軽に受けられる、内容についてディスカッションできる。

想像しただけでワクワクします。

いままでは、聴覚障害があることが原因で学びの機会やさまざまな催しへの参加の機会が損なわれてたことが多かったのではないかと思います。そういった方にとっても障壁がなくなるとても素晴らしい機能ですね。

今度、講座を持つことがあれば、試してみようと思います。

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